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📗第15回 伝票算について学ぼう

皆さま、こんにちは!自宅CAN.COMの管理人のジタッピーです。第15回目となる今回は最後の科目となる伝票算について学んでいきます。内容そのものは単純で、慣れてさえしまえば見取算と同様に楽に感じるかと思います。それでは今回も頑張っていきましょう。

【今回の講座内容】
・伝票算の概要について
・伝票の捲り方と捲るタイミング

📖伝票算の概要について

まず、伝票算とは伝票を捲りながら、それぞれの番号ごとにその合計を計算していく科目です。電卓検定においては、1題15ページずつ、計10題が出題されます。(1)~(5)の問題については1ページから15ページ(6)~(10)の問題については16ページから30ページとそれぞれ分かれています。計算自体は極めて単純で、例えば(1)の問題であれば、1~15ページに書かれている(1)の部分のみを捲りながら、それを足していくだけとなります。引き算も存在しません。

出典:JPN-WORLD.COM
https://jpn-world.com/sikaku/sikakuouenhen/dentaku14.html

当然ですが、レベル(級)によって計算する桁数も増え、3級では3桁~5桁であるのに対し、2級では3桁~7桁、そして1級では4桁~9桁の問題が出題されます。なお、伝票算は名数なので、解答時には¥が必要です。

伝票算の概要については以上です。では、続いて伝票算を計算する際の「伝票の捲り方」と「捲るタイミング」について説明します。

📖伝票の捲り方と捲るタイミング

<伝票の捲り方>
まず、伝票の捲り方からですが、いち早く自分が捲りやすいと思う方法を見つける事が大切になります。私の場合は、(1)の問題は1ページから順に15ページへと捲りますが、(2)の問題に関しては、逆に15ページから1ページに向かって捲っています。そして(3)の問題は再び1ページから15ページの方向に向かって捲り、(4)は(2)と同様に15ページから1ページに向かって捲っています。

こうする理由は、私の場合はどちらかというと、逆から捲る方が捲りやすいので、15ページまで到達したついでに、そのまま15ページから1ページに向けて折り返そうというような感じでそうしています。

このように人によって「なぜ?」と思うような捲り方をする人もいます。ただ、捲り方に正解はないため、周りに速い人がいる場合には、そういった人の捲り方も参考にしながら自分で捲りやすい方法を見つけていくのが良いと思います。

あと、伝票を留める伝票ホルダーというのも販売されているので、必要であればそれを購入してみるのも良いかと思います。

<伝票を捲るタイミング>
次に伝票を捲るタイミングですが、上級の場合は桁が多くなるため、どのタイミングで捲るかがポイントとなり、それによりスピードが変わってきます。例えば123,456,789(1級レベル)と数字がある場合、789と打ち込んだ後に、ページを捲っていては間に合わなくなってしまいます。そのため、456を打ち込んだと同時ぐらいのタイミングでページを捲り、789については頭の中に残ったいわゆる残像から打ち込みます。さらには、それと同時に次の数字も読み、ロスがないようスムーズに入力していく必要があります。

言葉で表現すると複雑に感じるかと思いますが、慣れると自然にそうなっていくので、最初のうちはそれが出来なくても心配はいりません。また、今説明したタイミングは桁が多い場合なので、最大5桁しかない3級レベルにおいてはそこまで気にする必要はないです。ただ、特に上級を目指す方は参考までに頭の片隅にでも入れておくと良いと思います。


以上で伝票算の説明は終了です。伝票算の練習は次回実施します。なお、伝票算の練習問題に関しては、問題集を製本しなければならないため、はさみ、プリンタ、プリンタ用紙(最大11枚)、さらにはホチキスが必要となります。伝票算は捲りながら計算することがメインなので、捲る練習をしなければ意味がありません。製本作業は少し面倒に感じるとは思いますが、無料で合格するというのが当講座のポリシーでもあるため、ぜひ、製本して頑張りましょう!

[記事公開日:2020年8月9日]