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📗第4回 電卓のメモリ機能を学ぼう

皆さま、こんにちは!自宅CAN.COMの管理人のジタッピーです。さて、4回目となる今回は、電卓のメモリ機能について学んでいきますが、おそらく日常ではほとんど使用しない機能であるため、若干難しく感じることもあるかもしれません。ただ、電卓検定においては理解しておかなければならない極めて重要な機能なので、頑張って乗り越えていきましょう!
 

全経3級レベルを無料で学べる!自宅で受講!電卓検定講座(第4回電卓のメモリ機能を学ぼう)

📖「M+」「M-」「MR」「MC」の使い方

それでは早速ですが、まず「M」とは何かという点から説明していきます。この「M」というのはMEMORY(メモリ)の略であり、簡単にいうと電卓の中に数字を記憶するという意味になります。

「M」というキーがあることは知っていても、使用法は知らなかった方もいるのではないかと思いますが、電卓検定ではこの機能を用いて計算しなければならない問題が数多くあり、しっかりと理解しておく必要があります。では理解を深めていくためにも、ここからは例を挙げて説明していきます。

【例】(28×13)+(385÷5)

さて、この問題を電卓を用いて計算する場合にどのように計算するでしょうか。おそらく「M」の機能を使わないとすると、28×13の計算結果を紙にメモし、その後に385÷5も同様に計算結果を紙にメモし、最後にそれぞれの計算結果を足し算するという方が多いのではないかと思います。もちろん、そういった方法も間違ってはいませんが、検定においてはそれぞれの計算結果を紙にメモして計算していると、あっという間に時間が過ぎてしまい、非効率的です。ではどうすればいいのかということになりますが、ここで使用するのが「M」の機能となります。

では、どのように「M」の機能を使用するのかですが、まず最初に後ろの(385÷5)を計算します。ここでなぜ後ろから計算するのか疑問に思う方もいるのではないかと思いますが、この後に登場する練習問題[1]の解説の中で説明していきます。

例題に戻りますが、(385÷5)を計算すると77となります。そしてここで電卓に77という数字を記憶させるために「M」のキーを使います。

ただし、「M」のキーには「M+」「M-」「MR」「MC」の4つの種類がありますので、それぞれの機能を簡単に説明します。

「M+」・・・「M」に記憶させた数字に加算(足し算)する場合に用います。
「M-」・・・「M」に記憶させた数字から減算(引き算)する場合に用います。
「MR」・・・MEMORY RETURN(メモリーリターン)の略であり、「M」に記憶させた数字を呼び起こす場合、または「M」の中での計算した結果を表示させる際に用います。。
・「MC」・・・「M」の中に記憶させた数字をクリアする際に用います。なお、「M」に記憶させた数字は「AC」や「C」を押しても消えることはありません。

では、この4つの中で最初に計算した77という数字を記憶させる時はどれを使えばいいのかということになりますが、一番最初に計算した結果を記憶させる際には、必ず「M+」を押さなければなりません。仮にここで「M-」を押してしまうと、-77と記憶されてしまいます。

ここは少し複雑な部分にはなるのですが、最初から「M」の中に0という数字が記憶されていると思って頂ければ理解しやすいかと思います。つまり「M+」を押すと「M」の中においては0+77=77と計算され、逆に「M-」を押すとは0-77=-77となるという感じです。このように最初の数字を記憶させる際には「M+」を押さないとが逆になってしまうので、注意が必要です。もし、ここであまり理解が出来なかったという方は、後に出てくる練習問題でも再度解説します。

では例題に戻りますが、今、説明したように最初はどんな時でも「M+」となるので、ここでは「M+」を押します。これで、77という数字が電卓に記憶され、電卓のディスプレイにもその証拠として「M」が表示されます。

次に後回しにしていた28×13を通常通り計算します。計算結果は364となり、電卓にもそのように表示されます。ここまで来れば、あとはそれぞれの計算結果を足すだけとなるので、364と表示された状態のまま「+」を押し、その後に先程記憶した77を呼び起こすために「MR」を押すと、364+77という式が成り立ち、最後に「=」を押せば、この例題の解答である441が導き出されます。

なお、今は77364「M+」でなく、「+」を用いて計算しましたが、「M+」を押し、最後に「MR」を押しても正解です。仮に「M+」で計算した場合は、「M」の中では364+77という計算がなされ、最後に「MR」を押すと、441という結果が表示されます。

では、ここで練習問題にもチャレンジしてみましょう。この練習問題は、後に出てくる複合算の問題ですが、「後ろの式から計算を行う」「最初に計算した結果を記憶させる際には「M+」を押す」ということを意識して計算してみましょう。

【練習問題】
[1](28×13)-(385÷5)
[2](28+13)×(385-5)
[3](43+37)÷(25-15)
[4](17-32)+(15-51)

さて、出来ましたでしょうか。それでは、一つ一つ解説していきます。

【[1]の解説】
最初に後ろの(385÷5)を計算した後に「M」の機能を用いて電卓に記憶させますが、先にも説明したように最初はどんな場合でも「M+」を使います。ここで、例えば(385÷5)の前に「-」があるからといって、「M-」を押してしまうと、-77と記憶されてしまうので、注意しましょう。

次に後回しにした(28×13)を計算します。そうすると364という計算結果でてきますが、この364から先程記憶した77を引くため、「-」を押したあとに記憶を呼び起こす「MR」を押します。そうすると、364-77という式が完成し、あとは「=」を押せば、287という答えが導き出されます。

では、ここで先ほど説明するとしていた後ろの式から計算する理由について解説します。まず、仮に前の式から順に計算すると、どうなるのかをみてみます。

最初に28×13=364「M+」で記憶させます。続いて後ろの式である385÷5を計算すると77となりますが、この状態で引き算であるからと「-」を押し、先程記憶させた364「MR」で呼び起こすと、77-364=-287という誤った答えが導き出され、結果的に二つの式が前後で入れ替わった(385÷5)-(28×13)を計算してしまったことになります。この二つを結ぶ式が足し算、あるいは掛け算であれば、二つの式が逆になっても計算結果は変わらないですが、引き算と割り算の場合においては、計算結果が変わってきてしまいます。

一応、別な計算方法として引き算の場合には、「M-」の機能を用いれば、前から順に計算することも可能ではあります。この問題では28×13=364「M+」で記憶させ、385÷5=77を「M+」ではなく、「M-」を押せば「M」の中では364-77と計算され、最後に「MR」を押すと287という結果が出てきます。

もちろん、この方法以外にも計算方法は考えられますが、その問題によって方法を変えていくと、逆に混乱を招いてしまう恐れもあります。そのため、この講座ではそういった混乱を避け、さらには効率化という点からも複合算の計算においては、一貫してどの場合でも後ろから計算すると決めています。

【[2]の解説】
まずは、後ろの(385-5)=380「M+」にて電卓に記憶させます。続いて後回しにしていた28+13を計算します。計算結果は41となりますが、その41と先程記憶させた380と掛け算するため、41が表示された状態で「×」を押します。そして、「MR」機能を用いて380を呼び起こすと、41×380という式が成り立ち、最後に「=」を押せばこの問題の計算結果である15,580が導き出されます。

【[3]の解説】
まずは、後ろの25-15=10を記憶させます。次に後回しにしていた43+37を計算します。計算結果は80となりますが、この80から先に記憶させた10を割り算するため、80と表示された状態で「÷」を押します。そして、「MR」機能を用いて記憶されている10を呼び起こすと、80÷10という式が成り立ち、最後に「=」を押せば、この問題の回答である8が導き出されます。

もうご理解いただけているかとは思いますが、仮にこの問題を前の式から順に計算してしまうとどうなるのかをみてみましょう。まず、43+37=80となり、これを「M」で記憶させ、次に25-15を計算すると10になりますが、この状態で「÷」を押し、「MR」80を呼び起こすと10÷80となり、結果的に式が前後で入れ替わった不正解な計算結果が出てきます。

ただ、常に後ろから計算していれば、式が逆になることもなく、何も気にせずに計算することができるので、こういったミスをしてしまわないためにも、常に後ろから計算する癖をつけておくようにしましょう。

【[4]の解説】
この問題は最初はどんな時も「M+」という意味をしっかりと理解されているかを確認する為に出した問題です。計算手順はこれまで通り、後ろの式の(15-51)を計算し、-36という計算結果が出てくるので、この数字を「M」の機能を使って記憶させますが、ここで-36だからといって、「M-」を押してしまったという方はいないでしょうか。

仮に「M-」を押してしまうと0-(-36)=36となり、+36として記憶されてしまいます。先程も説明した通り、既に「M」の中に0が記憶されていると考えると理解しやすいかと思います。そのため、ここではこれまで同様に「M+」を押して記憶させるのが正解です。「M」の中では0+(-36)=-36という式が成り立っています。

では、次に17-32を計算し、計算結果は-15となりますが、この結果を先程記憶した-36に足したいので「+」を押し、「MR」にて-36を呼びこせば、(-36)+(-15)が成立し、結果として-51が導き出されます。

「M」の機能については以上ですが、ご理解頂けましたでしょうか。少し分かりにくい部分もあるかとは思いますが、ここをクリアできれば後々楽になりますので、しっかりと復習して、理解を深めていきましょう。

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📖「GT」の機能

電卓には「M」キーの他にも、計算する毎に自動的に記憶するGT(グランドトータルの略)という機能があります。ただ、この機能を電卓検定で使うことはないので、覚える必要もなく、逆に混乱を招くことにもなりかねないので余裕のある方だけ、読んでいただければと思います。

この「GT」という機能は「=」を押した計算結果について、どんどん「+」として記憶していきます。文章だけでは分かりにくいので例を挙げてみていきます。

例えば、3+34+5という二つの計算問題があったとします。先に3+3を計算すると6になりますが、ここで電卓のディスプレイをみてみると「GT」という表示がされます。この状態で、次の問題である4+5を計算すると、9になりますが、ここでも電卓のディスプレイには「GT」が表示されています。おそらく、ほとんどの方は、4+5を計算した時点で、その前に計算した3+3=6という計算結果は既に消えてしまっていると考えるのではないかと思います。ただ、「4+5=9」の後に、「GT」を押すと、最初の問題の計算結果である6と二つ目の問題の計算結果の9が足し算され、15という数字が表示されます。

つまり、最初の問題の計算結果である6「GT」の中に記憶されているのです。仮に続けて、4-2=2「GT」を押すと17となり、その後に4-8=-4「GT」を押すと、13となります。このように「GT」の中では6+9+2+(-4)というように常に足し算の計算状態で記憶されているのです。ちなみに「GT」に記憶されている数字は「AC」を押すと全て消えます。

今回の講座は以上となります。最後の「GT」の部分に関しては、今の説明だと少し分かりにくかったかもしれませんが、仮に理解出来なくても、前述の通り、電卓検定には必要ない部分ですので、心配は要りません。それよりも「M」の機能をしっかりとマスターしましょう。

 

[記事公開日:2020年4月15日]